家庭や会社にあると便利なウォーターサーバー。
導入を考えたとき、購入とレンタルのどちらが良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?ウォーターサーバーと一口にいっても、初期費用、水の値段、サービスの違いなど、内容は多種多様で把握することが難しく、その中からご自身に最適な内容を選ぶ必要もあるからです。
今回の記事では、購入とレンタルどちらも可能なfrecious dewo『フレシャスデュオ』を比較した結果をもとに、購入とレンタルはどっちがお得でどんな人に向いているかを調査しました!
購入とレンタルを比較したとき、サーバー代はもちろん水の料金も違ってきます。それらの費用は一体どれぐらい違ってくるのかを、購入とレンタルどちらも対応しているフレシャスデュオのプランを例に、これから順にお伝えします。
デュオのレンタルプランは条件つきで無料となり、購入プランはサーバー本体価格が4万8,000円(税抜)となっています。
サーバー代金は、レンタルプランが月500円(水2箱以上の注文で無料)、購入プランが36回払いで月1,333円の支払いとなります。
ウォーターサーバーを購入すると、水の料金が毎回通常価格の20%割引となります。
レンタルプランの場合には天然水7.2Lが4パック入った1箱の値段が4,322円(税抜)となっていますが、購入であれば20%割引が適用されて1箱3,457円(税抜)となります。フレシャス富士だけではなく、同様にフレシャス朝霧高原、フレシャス木曽も同じように割引の対象となります。
レンタルプラン | 購入プラン(20%割引) | |
---|---|---|
フレシャス富士 | 4,322円 | 3,457円 |
フレシャス朝霧高原 | 4,471円 | 3,577円 |
フレシャス木曽 | 4,378円 | 3,503円 |
購入というと、配送料やメンテナンス料が別途必要になりそうなイメージがありますが、レンタルプラン同様にこうした費用も無料になるので安心です。つまり、購入であればウォーターサーバー代金完済後の支払いは水代のみとなります。
これまでお伝えしたことをまとめると、購入・レンタルに関わらず「初期月額費用」「サーバー本体の代金」「水の料金」が必要になります。
レンタルプランの場合、契約後の1ヶ月間はレンタル料が無料となりますが、2ヶ月以降からは2箱以上購入しなければ500円(税抜)のレンタル料が発生します。これらを踏まえて、契約2ヶ月目以降の支払い額は、購入プラン分割払いで4,788円(税抜)、レンタルプランで4,822円となります。
レンタルプラン | 購入プラン | |
---|---|---|
初月費用 | 4,790円 | 4,322円 |
サーバー代 | 1,333円(本体代金完済まで) | 無料(2箱以下の注文で500円) |
水代(1箱) | 3,457円 | 4,322円 |
毎月1箱(28.8ℓ)の利用であれば購入・レンタルともに利用金額に大差がない事がわかります。
水の消費量と利用年数で、ウォーターサーバーの購入とレンタルの価格表を作って比較しました。なお、比較するにあたり以下のような条件を設定しています。
条件1:購入サーバーは一括購入
条件2:レンタルプランの解約料は含めない(利用月数で解約金が細かく変わるため)
毎月の水の購入が1~2箱の場合、契約年数2年経過時点まではレンタルプランの方が安くなっていますが、3年経過時点ではほぼ同額となっています。3箱、4箱と水の消費量が増えていくと、レンタルプランと購入プランの差額は大きく開き、契約から3年後には購入プランが圧倒的に安くなっていることがわかります。
これまでウォーターサーバーの購入とレンタルを、料金や条件を踏まえたうえで比較してきました。そこでわかった条件を、ここからお伝えしていきます。
つまり、水の消費が多ければ多いほどウォーターサーバーを購入した方がお得になります。4人家族以上や事務所での利用、飲料だけではなく料理や製氷など多目的に使いたいといった水を多く消費する条件が整っている人に向いているといえます。
ウォーターサーバーのレンタルは、毎月1~2箱を利用する方に向いています。
月に3箱以上注文するという水の消費量が多い家庭であれば、半年経過した時点で購入プランの方がお得になるので、経済的とはいえないからです。
毎月1箱や2箱の注文であれば、仮に解約料が必要になったとしても購入プランよりレンタルプランの方が安くなります。
以上のことから、主に飲料のみの利用であれば1人暮らしや2人暮らしの方に向いているといえます。
相対的にみて水の消費量が少なく利用期間が短いとレンタルの方が安く、水の消費量が多く利用期間が長いと購入の方が安くなります。ウォーターサーバーの導入を検討しているのであれば、利用する人数、用途、期間などを考えておくとお得に利用することができます。
実はウォーターサーバーにはここまでお話させていただいた料金だけではなく、購入プランとレンタルプランでは受けられるサービスに違いがあります。そのサービスの違いは一体何なのかということを、これからお伝えしていきます。
購入プランには3年間の保証、レンタルプランには利用期間中の保証がついています。
つまり購入であれば購入から3年間は無料で修理してもらうことができますが、その後は自費での修理、レンタルプランであれば利用期間中であれば年数に関係なく無料での修理となります。
修理は基本的にサポートセンターに連絡して自宅まできてもらう形になるため、送料や梱包資材などを必要としません。よって修理にかかる費用は発生しません。
ただし、あくまでもサーバーの製造上の不具合があった場合に限って無償となるので、故意に破損させたなど通常使用範囲外の使い方と判断された場合には自費となってしまいます。
購入なら3年間、レンタルなら利用中は製造上の不具合に限って修理が無料となります。
レンタルウォーターサーバーの本体は交換することができます。
本体の交換にはいくつか条件があって、交換手数料が必要になるということと、交換した日から2年間利用しなければ、解約金が発生してしまう事です。
ほかのモデルの方が合っているという場合や、いま使っているウォーターサーバーが古くなってきたという場合、これからも継続して契約するのであれば交換を利用した方が良いです。5,000円の交換費用が必要になりますが、新規ウォーターサーバーへの変更は可能となります。
ちなみに購入プランは所有権がメーカーではなくなるため、基本的に交換は不可能になっているので、注意が必要です。
購入プラン | レンタルプラン |
---|---|
交換できない | 5,000円の手数料で交換が可能 その日より2年以内に解約すると解約料が必要 |
購入プランの場合、いつ利用を停止しても解約手数料は無料となります。
ただし気を付けないといけない点が1つあります。サーバー代金は途中で利用をやめても全額支払う必要があるのでここは注意しなければなりません。
レンタルプランの場合、解約時無料になるのは同じ機種で2年以上使い続けた場合のみです。利用から9ヶ月未満は15,000円(税抜)、2年未満は9,000円(税抜)が必要になります。
途中解約した時のイメージですが、2年目に利用をやめた時、レンタルプランであれば9,000円を支払えば解約できますが、購入の場合は残りの金額を一括で支払うことになります。長期での利用を計画していないのであれば、購入は止めておいた方が良いでしょう。
購入プラン | レンタルプラン |
---|---|
解約料は必要ない サーバー代は途中解約でも全額支払いが必要 |
9ヶ月未満 15,000円 10ヶ月~2年未満 9,000円 |
購入したウォーターサーバーは、基本的に買取りしてもらうことができません。
必要なくなったウォーターサーバーは、リサイクルショップなどの買取業者に買い取ってもらえないケースが多いようです。宅配水を使用したサーバーの場合、中古サーバーを買い取ったユーザーは水のみを購入ができないので、再販が難しいという背景があるからです。仮に買取ってもらうことができても、買取額が高額になることはないと考えておいた方が良いでしょう。
では処分費用はどうなのかというと、業者に引き取ってもらうと4,000円から5,000円程度が必要になりますが、自治体の粗大ごみ回収であれば1,000円以下で廃棄してもらうことができます。これらを利用する場合は、自分で手配しなければならないので注意が必要です。
買取ったウォーターサーバーは、買取というよりも廃棄することが一般的です。
ちなみにウォーターサーバーを譲渡する事は出来るとの事で、フレシャスで手続きをすれば新しい人が水を購入して利用することも可能なので、誰かに譲るというのも選択肢にいれてもいいかもしれないですね。
レンタルしたウォーターサーバーは、宅配業者によって回収されます。
公式サイトから解約の申し込みをするだけであとはオペレーターが段取りをしてくれるので、私たちが面倒なことをする必要はありません。
解約の流れを簡単に述べると、以上のようになります。
ここまでお伝えしてきた、比較することでわかったウォーターサーバーの購入とレンタルそれぞれのメリットとデメリットを、表にしてまとめました。
購入 | レンタル | |
---|---|---|
メリット |
・水の購入代が安い ・契約年数が長くなるほど安い ・サーバー代支払後は水の料金のみで使用できる ・解約金は不要 ・サーバー代金は分割払いが可能 |
・初期費用が安いので利用しやすい ・水の消費量が少ない場合は安くなる ・契約中は無期限で保証がつく ・廃棄の費用を必要としない |
デメリット |
・3年後の修理費用が自己負担 ・廃棄するのに費用が必要 |
・2年未満の解約は解約金が必要 ・水の消費量が多いと高くなる |
最後にこれまでの情報をもとに、あなたには購入とレンタルのどちらが合っているのかをお伝えします。
一人暮らしだからそんなに使わないだろう。と思っていても、飲むだけでなく炊飯や料理に使っていくと意外と消費量は多くなります。ご飯1合、味噌汁1杯作るのに必要な水の量はそれぞれ200ml。お茶なんかに使う事を考えると水って結構いることが分かります。購入は水を安く買えるので、水の消費は多い。今後増える!と思うなら思い切って購入した方がお得です。
ちなみに洗髪に使うとコシやハリが生まれるという事で利用している人がいるそうですが、洗髪に天然水を使うのはあまり実用的ではないのかなと思います。
水の利用量が少ない場合は、購入と比較しても月額の費用はそんなに変わりません。
また初めて利用するのであれば、サーバーが壊れてしまったときや交換したいときなど、よくわからないこともあり困惑される方も多いのではないでしょうか。レンタルであればサポート体制がしっかりしていることから、万が一の事態が起きても柔軟に対応してもらえるので安心です。